#18 ご縁 

今週は今年に入り2回目の出張
長きにわたりお取引いただいているお得意先のお別れの会に参加するために東京へ
最近はコロナ禍の影響もあり、葬儀・告別式は近親者でおこなわれ、後日お別れの会を実施する形式が多いですね。

私はお得意先への表敬訪問や冠婚葬祭に参加する前には、そのお得意先の歴史や当社との取引内容・経緯等をできるだけ確認するようにしています。当社とそのお得意先との過去からの歴史を知って参加することも敬意だと考えているからです。

”ご縁” があってお取引が始まり、お互いに必要とする関係性が、過去何十年も前から ”継続” してきたということを考えるとこれは凄いことなんだと改めて感じます。

まさに ”感謝” です。

取引関係には ”長さ” という概念に加え ”太さ” ”細さ” という概念も存在します。

営業現場では取引関係を パイプが ”細い”(取引額が少ない意味)  ”太い”(取引額が多い意味)という表現をすることがあります。
日々の商売をしている営業現場では ”細い” 取引関係のお得先を ”太く” することにエネルギーを費やします。

この ”太い” ”細い” の繰り返しを積み重ねてできるのが ”継続” です。

”継続”とは真逆に ”一回限り” の ”ご縁” もあります。

共に長く時を過ごせば双方の考えや方針、需給バランスによって関係が ”太く” なる時もあれば ”細く” なる時もある、そんな関係の積み重ねが ”継続” されて現在に至る・・・
そう考えると過去から現在まで ”継続” してきた ”ご縁” は奇跡の連続とも思う訳であります。
その奇跡の連続の過程において刻まれてきたのが ”太さ” ”細さ” という結果であると・・・

私がまだ二十代の頃、配属された部門では既に全国にお得意先があったので、担当エリアを持てば必然的にそのエリアのお得意先が紐づいてくるという状態で、それが ”当たり前” であり、それ以上に何も考えずに仕事をしていました。

しかしそれは先輩たちが市場がゼロの状態から開拓を行い、”ご縁” を ”継続” してきた奇跡の連続の延長線上かつ現在進行中であるということを考えるとそれは ”あたりまえ” ではなく ”有り難き” ことであり、お得意先と先輩に ”感謝” という言葉に他なりません。 

今ある環境すべてに感謝をしながら、もっともっと自分を磨き、商売の道を究めていこう!

そう思った新幹線の車内より

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