先日当社の仕入メーカーさんの工場へお邪魔しました。
いつも大変お世話になっている営業担当の方からも”工場へ来てください”と何度かお誘いがあり、今回の視察へ
製造工場は規模よりも、品質を保つための管理体制が整っているかが重要だと思います。
充填は自動でも前後の工程で手作業が入る現場では、整理・整頓や5Sの徹底が基本で更には、ヒューマンエラーを防止するためのに日々の業務改善の積み重ねが必要です。
工場に入る前に白衣と帽子を渡されてそれを着用し製造現場に入る前に密室に10秒間入ると、室内から空気が吹き出て衣服に付着したほこりを取り去ります。
その部屋を抜けていよいよ製造現場です。
原料倉庫から作る商品のレシピに基づき必要な原料を準備します。
大きな釜へ入れて混ぜて熱を加えて中身をを作ります。料理とやっていることはほぼ同じです。釜のサイズも様々で数百キロの釜から5トンの釜まで注文を受けた数量によって使用する釜を変えるようです。 家族4人分のカレーを作るときの鍋と10人分作る時の鍋のサイズが違うということを考えるとイメージしやすいかと思います。また、1トンの中身を製造して1Lの商品を1000本作る場合と500mlの商品を2000本作る場合、効率はどちらが良いか??ということも現場で見るとよく理解できます。
出来上がった中身は別の釜に移されて常温まで覚まし、充填のプロセスに入ります。
容器のセットアップをする前に容器の中に空気を吹いて中にのほこりや異物を完全に吹き出します。
その後その容器はセットされてあとは自動で流れていくので省力で量産が可能です。
自動の充填は見ていて退屈しません。こんな機械をだれが考えたのだろうと思うと同時に価格はいくらするのだろう??と想像が膨らみます。
充填の後は梱包の作業です。この工程はやはり手作業ですね。化粧箱へ入れて、内箱に入れて 梱包箱に入れてロットNoを打刻して段ボールを封印します。
この工場は当社のオリジナル商品も作ってもらっている一方で大手量販店向けの商品も作っておられて沢山のノウハウをお持ちのようです。
我々は毎月各メーカーさんから新商品のご案内を受けます。そしてその商品が”売れるか売れないか” という判断基準を重きにおいて取り扱いを決定していますが、商品を作っている方の顔、モノづくりに対する姿勢、開発の経緯などを知ることで、作り手の思いもくみ取って取り扱いを判断し、商品を丁寧に売らなければと・・・
襟元を正す良いきっかけとなりました。