この10年程の間、私のヘアスタイルのほとんどはツーブロックかフェードカットなので必然的にスタイリング剤は主にグリース、時々ハードジェルやハードスプレーを使用してきました。
世界的に超メジャーなもの
BARBERさんプロデュースの商品
日本でもよく見かけるこちらも
こちらもBARBERさんプロデュースの商品
クールグリースの上位クラス 香りGOOD
ファイバー感がエエ仕事します
マレーシアで買った暴走族チックなやつ 香りGOOD
中国製でした
色々使用してきましたが、私が日常的に使用しているのは
クールグリースG
クックグリースXXX
この2種類
この2種類の使い分けは、カット直後で髪が短くスタイリングし辛い時はセット力の強いクックグリースXXX愛用し、髪が適度な長さでスタイリングしやすい時はクールグリースGを愛用しています。
このクールグリースを製造する阪本高生堂さん、
私はクールグリースのエンドユーザーである一方、当社にとって重要な仕入メーカーさんの一社でもあります。グリースというカテゴリの中でも確固たる地位を築き上げたのがクールグリース、先日の東京出張の際に阪本高生堂の阪本社長とお会いする機会があり、ものづくりやグリースにまつわるお話を伺いました。
阪本高生堂さんの歴史は古く1912年創業で111年の歴史のある会社です。
元々は薬品を製造していたとお聞きしました。その後、理容室向けの業務用化粧品を作りはじめてから現在に至るまで一貫して理容室向けの商品を製造されています。
阪本高生堂さんのHP ↓
ファイン化粧品 阪本高生堂
確固たる地位のクールグリースも今から40年以上前に初代モデルは発売されたそうです。
ある時期に、理容室向けの商品を製造していた同業のメーカーさん達が将来を見据えて美容室向けの商品製造へ鞍替えしていったそうですが、阪本高生堂さんはその道を選択せず今日に至るまで理容室向けの商品製造を一貫されています。
クールグリースも長い歴史の中で改良やモデルチェンジが繰り返されてきた過程の中で、大切にしてきているのがユーザのこだわりに寄り添ってモノづくりをしてきたこと。
一例として、自分たちのこだわりを大切にするロカビリー系のユーザーさんたちはリーゼントをするために油性ポマードを使用しますが、油性ポマードはシャンプーでは簡単に落ちないので、人によっては中性洗剤をシャンプー代わりにしていた人もいたとか・・・
そんなシャンプーで落ちないという不便さを改善してほしいというユーザーの声を反映して開発されたのが水溶性のクールグリースだそうです。
そしてこのクールグリースは超有名商品となりましたが、その一方でこだわりを大切にするユーザーさんも大切にし、昔ながらの油性ポマードを現在も製造しておられます。
まだまだ書ききれないほど面白いお話をお伺いしましたが今回はこの辺で
阪本高生堂さんの更なるご活躍を期待したいと思います。