ウアオ商品がマレーシアに初めて上陸したときのお話
海外出張の度にマレーシアへは必ず行って取引の有無に関わらずお会いできるサプライヤーさんとはできるだけ時間を調整して商談の時間を作っていました。
マレーシアでの商売の中でよく Aサロン Bサロン Cサロン という言葉を耳にします。
これはサロンの格付けを意味する表現で
A→高級店
B→標準店
C→安売り店
という感じです。
彼らの持っている顧客サロンの構成で取り扱い商品も変わってくる訳ですが、私も沢山のサプライヤーさんと商売をする中で
提案する商品の反応を見ればそのサプライヤ―さんがどのクラスのサロンを中心に取引をしているのかがわかるようになってきました。
サロンの格付とメニュー料金と使用材料は数値的に比例します。
Aに相応しい料金と材料
Bに相応しい料金と材料
Cに相応しい料金と材料
となります。
そして実際に
Aに導入されている材料とは 欧米系のメーカーの中のハイエンドブランドや日本メーカーのブランド
Bに導入されている材料とは 欧米系のメーカーの一般大衆ブランド及び韓国ブランド
Cに導入されている材料とは 中国製材料
大まかにこのような感じで分類されていると思います。
当時まだ当社と取引がなく数回にわたり商談をしていたクアラルンプールのサプライヤーの社長は
シンプルで高品質のサロントリートメントを探していたので、私は当社のウアオSトリートメントの前身となる1浴式のサロントリートメントを紹介しました。
サンプリングの評価も非常に良かったのですが、納入価格がネックになりました。提示した価格は日本国内のディーラーさんへ売り渡す価格と同額程度なのですが、現地の1浴式トリートメントの相場の2倍弱のコストとのことでした。
多少お勉強した価格を提示し、なんとか当社初のマレーシアでのウアオブランドの受注となりました。
大量ではありませんでしたがとても嬉しかったのを今でも覚えています。
そして、その社長は当社の商品をA・Bのサロンへ営業をしていくとの事でしたが、大きな数は見込めないかもしれないと仰いました。
WUAOは日本製で品質も良いがマレーシアではネームバリューもない、更にフルレンジ(サロンメニューのカラー パーマ ヘアケア スタイリングの全てを網羅する)ブランドではないので
どうしてもスポット的でコアな営業になる、限られた商圏の限られたサロンでそこにしかない特別なメニューとして販売していくと。
マレーシアでWUAOブランドの初オーダーで喜んだと同時に新たな学びを得た貴重な体験でした。
当社は国内のサロン向け(だけに限らず)メーカーさん商品を各国へ供給しています。
また、海外に販路がないメーカーさんで輸出をしたいけどそのノウハウがないメーカーさんからの依頼を受けて商品を輸出することもあります。
このblogを読んで海外へ輸出をしてみたいけどノウハウがないというメーカーさんはお気軽に当社へご相談くださいね。
美容と健康に関するもの化粧品(頭髪・肌用)・道具類・小物・雑貨類 なんでもご相談くださいね。